2019/03/15
Dear夜会服,
三島由紀夫の小説はすごく読みやすかったり、すごく読みにくかったりする。
その中でもこの「夜会服」という小説は、1967年に発刊されたとは思えない現代的な内容でまったく古さを感じさせない、いまを生きる人のような小説だと感じました。
絢子、滝川夫人、俊男の親子関係。
昼のメロドラマのような内容でも、社交界の美しさとか、絢子と俊男の恋愛模様がすごく美しくみえる。
三島由紀夫は未来が見えたんだろうか。こんなにも艶やかな文章を50年以上前に書くことが出来るなんてすごいと考えさせられる。
もしくは50年を経たとしても人間の恋愛の仕方が何一つ変わっていないということなのかもしれない。なあ。
Sincerely,123