マイケルボルトンと言って「超イイよね!」なんてなることはたぶん今後もあり得ない。ピンとこず知らない、と言われること間違いなしだ。マイケルボルトンは元々ハードロックバンドでオジー・オズボーンとツアーを行うなどしていたが、ソロ・アーティストとなる。そのソロとなったころのキャッチコピーは「ひとりメタル」。これも全部過去ウィキペディアで知った情報だけど、なんてキャッチーなこと!ひとりメタルに興味津々になった。またさらに音響について勉強していた頃、ネット上にスピーカーチューニングのCDをマイケルボルトンの「the one thing」を使っている、という書き込みを見た。まじか!あのひとりメタルの!と思い、すぐにディスクユニオンにCDを買いに行った。100円コーナーでマイケルボルトン 「the one thing」はすぐに見つかった。SONYのモニターヘッドホンMDR-CD900STで早速聴く。もうバチバチな音だった。めちゃめちゃ硬いスネアとキックの音。ボフウウウンと轟音をあげるフロアタム。また硬いスネアに超絶なリバーブがかかると花火が飛び散るような音になる。そこに超ハスキーボイスなマイケルボルトンのこれまたリバーブかかりまくりのボーカルがのっかっているのだ。まさに隠れた名盤。ヤバ盤。サビになるともうマイケルボルトン熱が入っちゃって、もうこういう熱い名曲大好き。ということで、私がPAをやっていた時期、必ずメインのスピーカーチューニングに使用していたのはドナルドフェイゲン「IGY」をかけた後に、マイケルボルトンの「the one thing」で低音が出すぎてないかチェックするというのがルーチンになったのでした。仕事で使わなくともこの曲は本当に大好き。ちなみに「Soul Provider」も劇的名盤。こちらは音響向きではないけど、マイケルボルトンが熱く歌い上げるのには変わりありません。ハスキーすぎるいい声、最高!またいつか日本に来日してください。 どちらにせよthe one thingは歌ってくれないと思うけど…