2019/03/15
Dear長い夢,
高校生3年生、みんなが大学受験のために一生懸命に勉強する時期、私は音響になると決めていたから、行く専門学校も決めていて、勉強するつもりもなく、選択式の授業も一番簡単ですぐに帰れるものを選択し、一年間のほとんどが午前中で終わるような学校生活を過ごしていました。そのころの私は何にも期待をしていなくて、学校が早く終わってもやりたいことも無くて、とにかく音楽を聞いて眠ることばかりしていました。
家につき、自分の部屋に行き、窓を開け、MDをセットする。聞くのはYUKIの「長い夢」。ポップな曲調なのに、なぜでしょう、私を眠りの世界へぐんぐん連れて行く「長い夢」。頭の上の窓を開け風が吹き抜ける涼しい中、遠くにYUKIちゃんの声を聴きながら、お母さんが仕事から帰ってくるまでいつまでも私は眠るのです。雲の上でふわふわ眠るような何の責任もないただの眠りの時間。その時間は大人になった今、絶対に同じように再現は出来ないように思います。あの頃だったからできたこと、YUKIちゃんの「長い夢」だったからできたこと、なのかもしれません。
Sincerely,123
