ベンガルトラとウイスキーの後悔

2019/03/15

• ベンガルトラとウィスキー
• andymori
• MUSIC

Dearベンガルトラとウィスキー,

私はアンディモリをあまり知りません。全盛期も有名なアルバムもバンドメンバーさんの名前すらよく知りません。ただ音楽フェスティバル行った際必ず、黄色地に立体的なフォントで書かれている「andymori」というタオルをよく見かけていました。
名前は知っている。そんなに人気なバンドなら聴かなければいけないと「andymori」というアルバムを借りました。アルバムの中には自分になんだか合う曲、というのが必ずあって、それが私にとっては「ベンガルトラとウィスキー」でした。耳心地が良くて一曲だけリピートでずっととにかく聴く「ベンガルトラとウィスキー」。
2014年、毎年一人で行っていたスペースラブシャワーフェスでアンディモリが解散ライブをやることになりました。見たい、見たい、見たい、浅い浅い私とアンディモリの歴史だけど見たいものはみたい。しかし翌日は会社全員の参加が必須とされている、行きたくもない毎年恒例のバーベキュー大会でした。異常な早さの集合時間であるそのバーベキュー大会は最後までアンディモリを見ればきっと翌朝の集合時間には間に合わない。泣く泣く薄漏れるアンディモリの音と客が熱狂する声を横目に帰宅を決意しバスで帰路につきました。翌朝、会社の全体LINEで「雨天により今年のバーベキューは中止します」という通知が流れました。スイートラブシャワーでのラストアンコール曲は「ベンガルトラとウイスキー」だったらしい。忘れもしない。後悔とはこういうことを言うんだ。

Sincerely,123